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胡乱な客の製作(The Doubtful Guest)


 

エドワード・ゴーリーの作品群は、驚異の部屋のアイテムに加えても問題ないでしょう。

世界中にコレクターがいるので、プレミアのついたものはとても手が出せませんが、まあそこまでディープなファンでもないので、有り物で満足できるワタクシです。

写真は左2点が絵本、右側がカードセットです。

この他にもレターセットやジグソーパズルなんかも所有していますが、それはまたいずれ機会があれば。

 
 

 

 

そんな有り物をコレクションするのもいいのですが、今回はふと、この写真のキャラクターを立体化しようと思い付きました。

個人的にとても印象的な絵だからです。

前の写真の黄色い絵本、「胡乱な客」のキャラクターは人気キャラですが、どうもコイツは似て否なるモノのような気がします。

よく見ると、手の造りとかが違いますね。

 
 
 
 

作るとなるとまず必要なのが「車輪」です。イチから作るのは面倒なので、車輪だけは有りモノのキットを流用しましょう。

というわけで、昔のプラモデル「人力車」です。

 
 
 
 

中はこんな感じ。

なんと、ホイールがまさかの金メッキです。

パッケージから銀メッキを想像していましたが、まさかの金メッキです。

メッキを落として銀色に再塗装するか迷いましたが、結局は金メッキのままを採用することに。

決してめんどくさかったからではないですよ。

ほんとに。

ええ。

 
 
 
 

スポークはそこそこ細めに作られていて、個人的には合格です。

タイヤ部分はちゃんと(?)ゴムでできています。

 
 
 
 

メッキの部品を接着するときは、接着面のメッキを剥がしておきましょう。

 
 
 
 

はい、車輪完成。

金色の車輪にも愛着が出てきましたよ。

ほんとに。

ええ。

 
 
 
 

シャーシ(?)部分はプラ板を積層させて加工します。

 
 
 
 

こんな感じに重ねて接着。

 
 
 
 

乾いたら、ヤスリで成形します。

 
 
 
 

サーフェイサーをスプレーして、細かい傷等の確認及び塗装の下地。

 
 
 
 

サドルを作っていきます。

芯になる部分を、その辺の木材削りだしで作ります。

 
 
 
 

これも余っている革のハギレ。

 
 
 
 

余裕を持たせて被せます。

接着は木工用ボンドでいいんじゃないかと。

 
 
 
 

絞り込んで接着中。

 
 
 
 

サドルが乾くまでに、車輪を成形。

この突起は必要ないので削り取ってしまいます。

 
 
 
 

シャーシに車輪用の穴をあけます。

 
 
 
 

車輪にも穴をあけます。

フリーハンドでやってるように見えますが、ちゃんと垂直に穴をあけましょう。

いや、フリーハンドでやってるんですが。

 
 
 
 

シャーシを塗装します。

色はさんざん迷いましたが、シャインなシルバーにしました。

驚異の部屋と言えば「金と銀」のような気がしないでもないからです。

 
 
 
 

車輪とシャーシは1mmの真鍮線で留めるだけです。

別にこれをブン回して遊ぶわけでもありませんし。

 
 
 
 

ハリガネです。

それはもう、まごうことなきハリガネ。

 
 
 
 

このハリガネを、フィギュア本体の芯に加工していきます。適当でいいです。

 
 
 
 

改めて見ると、えらいポーズですね。

間接とか骨格とか気になります。

 
 
 
 

個人的な見解ですが、きっと彼は真っ黒ではなくて、限りなく黒に近い紺色だと思うんです。

そのように、樹脂粘土をステインで着色します。

 
 
 
 

いい色じゃないですか。

 
 
 
 

芯に少しずつ肉付けしていきます。

 
 
 
 

はい、イイカンジではないでしょうか。

 
 
 
 

実は最初のはなんとなく失敗して、2体目なんですけれどね。

樹脂粘土が完全に乾くのを待ちます。

 
 
 
 

その間に一輪車を仕上げていきましょう。

さんざん探して見つけた、金色の編紐(?)です。

細い金属を撚り合わせたような質感で、しなやかさはあまりありません。

 
 
 
 

短く切った金紐の先端を、ペンチで潰しておきます。

 
 
 
 

まったく納得いっていませんが、これが限界でした。許してください。

もっとしなやかな紐ならよかったのですが。

売ってないんですよ、どこにも。

ほんとに。

ええ。

 
 
 
 

紐の長さを揃えて、一輪車は完成とします。

 
 
 
 

さて、フィギュアの方ですが、コイツ、目があるように見えますか?

ワタクシ的にはあるように思うのですが、嫁に聞いたら「ないのでは」とのこと。

目を付ければ可愛い感じに、目がなければミステリアスな感じになると思います。

これもさんざん悩んだ結果、目をつけることにしました。

 
 
 
 

真鍮の釘です。

この頭部分を目として使用します。

 
 
 
  ほんの少し削り込んで、楕円にします。  
 
 
 

色はもちろん黒。

半光沢にしました。

 
 
 
 

乾燥中

カニみたいですね。

 
 
 
 

切り取ります。

 
 
 
 

目であろう部分に軽く穴をあけます。

接着剤の糊代になる…はずです。

 
 
 
 

瞬着でくっつけました。

真ん中の娘だけが「可愛い!」と感動していました。

ほんとに。

ええ。

 
 
 
 

さすがに一輪車はそのまま自立しないので、ベースを作ります。

旋盤回すだけです。

 
 
 
 

メイプルのバール材を、いつものオイル塗装。

ひび割れがいい味出しています。

 
 
 
 

サドル部分に穴をあけて、真鍮棒を挿入。

 
 
 
 

フィギュアはこのように固定。

 
 
 
 

はい、完成。

写り込んだセロテープが哀しいですね。

 
 
 
 

なかなかよく再現できているのでは、と自画自賛。

 
 
 
 

金のホイールも、今となってはもう金色以外考えられない感じですね。

 
 
 
 

気に入ったイラストを立体化するというのは、なかなか楽しい作業でした。

また挑戦してみたいですね。

 

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