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リヒテンベルク図形 (Lichtenberg Figure)

  Lichtenberg Figure Lichtenberg Figure  
   


たまたまオークションで安価に販売されていたので入手しただけで、別に大阪府立放射線中央研究所(現・大阪府立大学産学官連携機構・先端科学イノベーションセンター)の関係者でもなければ特に思い入れがあるわけでもありません。

というわけで、リヒテンベルク図形です。

日本語で学術的に表記すると「絶縁破壊痕」なんて小難しく表現するようですが、簡単に言えば「雷が通った跡」です。

アクリルのような絶縁体に電子線を照射して、アースした釘なんかをあて、そこにハンマーで衝撃を与えて放電させるとこんな模様ができるわけです。


   
  Lichtenberg Figure

Lichtenberg Figure  
   

自然界の稲妻も、原理は同じです。

電荷により上空で局所的に電位が形成され、これにより発生する電界強度が空気の絶縁耐力より大きくなると、空気が絶縁破壊し、空にリヒテンベルク図形の稲妻が形成される、ということらしいです。

落雷を受けた人間にも、その軌跡であるリヒテンベルク図形が現れます。

落雷を受けて無事だったというのは驚異的ですが、その痕跡は非常に痛々しく…まあ、欧米人は「かっちょいいタトゥーだラッキーてへぺろ☆」くらいにしか思ってないかもしれません。ウソです。


   
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小難しい電気のことはよくわかりませんが、単純に美しい模様として、アート的な方面でも注目されたりされなかったりしているようです。

個人的にはクリスタルの中にレーザーで3D彫刻した安価な土産物を連想したので、ライトアップしてみることにしました。


   
  Lichtenberg Figure Lichtenberg Figure  
   

アンティークっぽいケースを作り、中にはLEDを仕込みました。

白・青・白・青・白の5灯式です。


   
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点灯。

なかなかにキレイです。


   
  Lichtenberg Figure Lichtenberg Figure  
   

本当はこのリヒテンベルク図形自体を自作したかったのですが、なかなかに大変そうなので諦めました。

しかし、この図形を発見した物理学者のリヒテンベルクは、1777年に実験を行い、成功させているのです。

電気盆という、静電誘導を利用して電荷を集める器具を自作したらしいのですが、その電気盆の直径はなんと約2m。

バンデグラフの自作でなんとかなるようなレベルではなかったようです。

   


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