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ジェニー・ハニヴァー (Jenny Haniver)

  Jenny Haniver

Jenny Haniver  
   


ジェニー・ハニヴァー (Jenny Haniver)

学名:スカティナ・スカティナ

ヨーロッパ、主にオランダ、ベルギー近海に生息していると言われる水棲生物。
1553年、フランスの博物学者ピエール・ブロンがその著書で初めて公開。

長く扁平な体に悪魔(人間の想像する)のような顔、人間の手足のようなヒレ、長い尻尾。
その風体は、どことなく宇宙人のようでもあるが、16世紀当時に宇宙人という概念があったのかどうか。

ジェニー・ハニヴァーと呼ばれるようになるのはもっと後のことで、当時はデビルフィッシュなんて言われて恐れられていたようで、今風に言えばUMAの一種。

エイのようにヒラヒラ泳ぐのかと思ったら、実は上の写真のように立ち泳ぎだったというから驚愕だ。
海中で遭遇したらパニックになること必至だ。


   
  Jenny Haniver

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しかし悪魔的と言うよりは、まあ、何とも形容しがたい表情であるが、頑張って形容するとしたら、「新入社員のOLを遠巻きに品定めする課長代理」といったところだろう。

もちろん実在した生物ではなく、ジャッカロープ等に代表される、当時の人間による捏造・創作である。

元はガンギエイの干物が一般的だが、中には猿やイカの剥製を改造したものもあったようだ。


   
  Jenny Haniver Jenny Haniver  
   


16世紀は驚異の部屋の最盛期であるが、そんな中のジェニー・ハニバーの流行は、目に浮かぶようだ。
当時の驚異の部屋における、マストアイテムの1つと言っていいだろう。

その後すぐ、人魚のミイラが大量に輸入されるようになり、ジェニー・ハニヴァーの流行もあっけなく過ぎ去ったようだが、この人魚のミイラ、ほとんどが日本製だというのも非常に興味深い。

現在アメリカやヨーロッパの博物館に展示されている人魚のミイラは、ほぼMade in Japanという事実。
ま、それはまた別のお話。

このジェニー・ハニヴァー、海外の土産物屋なんかで買えるようだが、なにをなにを、日本でも買える。
新潟県の寺泊漁港で普通に販売されているらしい。
ということは、探せばネットでも必ず買えるというものだ。

   

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