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名差し(ネームプレート)の製作


 

何であれ、標本を自作する場合、雰囲気のある名差し(ネームプレート)が必要になります。

シール貼るだけで満足できる人はいいですが、シンプルな真鍮製の名差しなら自作は簡単なので、ちゃちゃっと作ってしまいましょう。

オークションなんかでデッドストックの名差しが売られていますが、10枚で1000円とかしますからね。

自作すれば経済的にも安いです。

この真鍮板(100mm*100mm*1mm)は1枚300円です。

 
 


 
 

図面書いてもいいし、頭の中だけで書いてもいいですが、完成図をしっかりとイメージします。

完成図ができたら、それに沿ってケガいていきます。

ちなみにこのケガキペンは、普通のシャーペンに裁縫用のマチ針を装填しただけです。

 
 


 
 

穴あけ。

色んなところで言ってますが、こういう穴あけ作業は一番に行います。

材が小さくなればなるほど、穴あけというのは困難になるからです。

写真はボール盤を使っていますが、真鍮ごとき、インパクトでもハンドドリルでも何でもいいと思います。

 
 


 
 

肉抜き。

これは調子に乗ってやりすぎです。

糸ノコで切れるだけの穴をあければOKです。

別にボール盤の力を誇示しているわけではありませんよ。

 
 


 
 

糸ノコで中抜き。

執拗なまでの肉抜きの甲斐もあり、真鍮ごとき楽勝で切り繋いでいけます。

アウトラインより内側を切り出すのはもはや常識です。

コモンセンスです。

一応、手持ちのノコの刃が真鍮も切れるか確認しときましょう。

 
 


 
 

ケガいたアウトラインに合わせて、ヤスリで整えます。

金属の中では柔らかい部類の真鍮。ヤスリでの切削もストレスフリーです。

ストレスフリーっていう単語、人生で今初めて使用しましたよ。

ねえ。

 
 


 
 

面取り。

この作業をやっとけば、仕上がりの美しさに差が出ます。

手動の面取りカッターも販売されているので、ボール盤のない人はそちらで。

 
 


 
 

面取ったの図。

ああ、今回はシンプルに、単純な四角形の名差しをデザインしました。

 
 


 
 

ここでようやく個別に切り出し。

切り出したらアウトラインをヤスリで整えますが、もしあるならバイス(万力)で固定すれば、手で持つよりも作業は楽です。

 
 


 
 

肝心の中身を挿入できるように、段差加工します。

といっても、ヤスリで薄く削るだけです。

 
 


 
 

こんな感じ。

分かりにくい写真であることは自覚できておりますが、撮り直すほどでもないというのも自覚しております。

 
 


 
 

簡単にバリ取って、完成。

バリ取りは、ダイヤモンドヤスリが便利ですよ。

ダイヤモンドユカイよりは使えますよ。

謝りませんよ。

ついでに実用例も載せときます。

 
 


 
  取り付けには真鍮の小さな釘を使います。

マイナス頭の木ネジがいい!というこだわりのある人はどうぞご自由に。

 
 


 
 

取り付ける位置を決めたら、ピンバイスで下穴をあけます。

下穴無しでいきなり釘を打ち込むと、材が割れます。

かなりの確率で割れます。

潔く下穴をあけてください。

 
 


 
 

下穴さえあけりゃ、こっちのもんですよ。

もう親のカタキかのように打ち込んでやりましょう。

 
 


 
 

ベースの厚みによっては、釘が貫通することもあるってもんです。

飛び出たら、その部分を削ってやればよいだけです。

社会と同じです。

出る杭は打たれるのですよ。

 
 


 
 

サクッと。

金の替わりとして重用されたという真鍮。

見た目と切削性からも、やはり奇跡の合金と言っていいのではないでしょうか。

個人的に。

 
 


 
  取り付け完成。  
 


 
 

ラベルも好きなように入れましょう。

ちなみにコレはサイズオーバーでちょっとヨレてます。

直しましたよ、ちゃんと。

 
 


 
 

手羽先の骨格標本は、こんな感じに完成しました。

横に水晶クラスターのベースも見えますね。

 
 


 
 

大きいベースには大きいネームプレートを取り付けます。

自作すれば、サイズは自由自在なので、それが強みですね。

もちろん手間を惜しまなければ、デザインも自由自在。

そのうちエッチングにも挑戦する予定ですよ。

 


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