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骨格標本:イエコウモリ:グラスドーム (Bat bone in the glassdome)


 

今回の骨格標本に使うイエコウモリ(アブラコウモリ)です。

おそらくは窓ガラスに激突死していた死骸を、嫁がベランダで発見しました。

爪楊枝よりも小さいですね。

 
 

 

 

ちなみにもう一回り大きい死骸もキープしております。

こちらはまだ何に使うか決めていません。

 
 
 
 

とにもかくにも煮込みます。

美味しそうな匂いはしません。

 
 
 
 

一時間ほど煮込んだ状態。

肉や内蔵はほとんどないので、バラして骨だけにしていきます。

 
 
 
 

こんな感じ。

大きい羽を象徴するように、肩甲骨や鎖骨が発達しているのがわかります。

 
 
 
 

残った筋肉を、ポリデントで分解します。

おおよそ24時間ほど漬けました。

 
 
 
 

キレイになりました。

糸クズみたいな部品もあるので、無くさないように必死です。

針金に通してあるのは脊髄、背骨です。

 
 
 
 

今回は、骨格標本をガラスドーム内にジオラマ風に展示するつもりです。

ドーム自体は持っているのですが、ベースがないので自作していきます。

15cm×15cm、厚さ3cmのウォルナットです。

 
 
 
 

ドームの直径を測ります。

糸を巻きつけて円周から計算する等、色んな方法がありますが、手っ取り早いのはこれ。

紙にクルっと外周部を写しとって。

 
 
 
 

それを切り抜いて半分に折って、その辺の長さを測ればいいだけです。簡単。

 
 
 
 

内周はガラスの厚みを測って、引き算すればいいだけです。

 
 
 
 

センターにマーキング。

 
 
 
 

サークルカッターで線を引きます。

このカッターでの切断はさすがに無理です。ただのマーキングですので、コンパスでも構いません。

外周はざっくりとバンドソーで切り出しました。

 
 
 
 

切り出した外周はもちろんガタガタです。

なので、ルーターでキレイにならします。

これは即席治具のルーターコンパスです。

 
 
 
 

こんな感じで使います。

ビットの回転方向にくれぐれも注意してください。

 
 
 
 

ガラスがはまる部分を掘りました。

 
 
 
 

外周はこんなビットも使って、角を面取りします。

 
 
 
 

いいですね。

 
 
 
 

塗装はいつものオイル塗料。

ウォルナットにはオイル塗装がよく合います。

はい、ただの好みです。

 
 
 
 

セレスタイトです。

ドームの直径にピッタリのやつを、偶然にも所有していました。

 
 
 
 

枯らしてしまった、ソフォラ・ミクロフィア。

せっかくなので、その独特の枝を使いましょう。

 
 
 
 

ベースに、鉱石と枝を配して、いい位置を探ります。

 
 
 
 

ここぞ!という位置に、ここぞ!という穴を開けましょう。

 
 
 
 

ここに、コウモリの骨をぶら下げるわけですね。

ちなみに海外では、鉱石と骨格標本の組み合わせは割りとメジャーなようです。

 
 
 
 

それでは骨を組み立てていきましょう。

まずはやっぱり頭骨から。

 
 
 
 

背骨はこのまま接着剤で固定するのがやりやすいです。

 
 
 
 

グルーガン、セメダイン、瞬間接着剤と、場所ごとに接着剤を使い分けながらの作業。

神経が摩耗していくのがわかります。

 
 
 
 

作業を中断し、一晩放置した結果。

飼猫が骨を蹴散らして(というか、骨の上を通行しただけっぽい)くれて、何本か紛失してしまいました。

写真は、急遽ソフォラ・ミクロフィアの枝で自作した脛骨、いわゆる弁慶の泣き所。

違和感がないのに自分でも驚き。

なんとかなるもんだ。

 
 
 
 

出来上がった標本をぶら下げます。

というか、最後はぶら下げながら組み立てたほうが確実ですね。

 
 
 
 

これだけだと寂しい気がしたので、金魚草の種子袋も添えてみます。

作品をシンプルにまとめる勇気がまだないワタクシです。

 
 
 
 

完成。

ガラスは写真を撮るのが難しい。

 
 
 
 

メメント・モリ。

 

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