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ペンを自作しよう (ペンキット)


 

ペンの自作はめちゃめちゃ簡単です。

だって直接手を下すのはキャップとボディの材質部分だけなのですから。

道具さえあれば2、3時間でできちゃいます。

万年筆に無駄なあこがれがあったワタクシとしては、願ってもないキットです。

Woodcraftで「Pen kits」のコーナーを物色してください。

写真のようなキットが売られているはずです。

金属パーツは全てキット付属という、難易度☆1つのイージーキットです。

 
 


 
 

これがキャップやボディになる木材。

様々な種類の銘木が、ペン用に詰め合わせで販売されています。

ここはドーンと大人買いしときましょう。

 
 


 
 

こちらはアクリルの素材。

市販されている有名メーカーなんかの高級なペンはほとんどアクリル材のような気がします。

ピカピカに磨くととても美しい素材で、安っぽいイメージはありません。

これも大人買いしましょう。

木材よりは割高になりますが。

 
 


 
 

では製作に入ります。

まずはキット付属の真鍮パイプの長さに、ボディ材をカットしていきます。

大抵は2本組ですが、同じサイズのものもあれば、違うサイズのものもあるので、よく確認しましょう。

 
 


 
 

適当にマーキングします。

何気に、自作したシャープペンシルを使ったりしています。

こういう細かい作業には向きませんが、無理矢理使ってみました。

 
 


 
 

マーキングした部分に、スコヤで直角線を引きます。

と、言っても、材にそこまで精密に垂直が出ているわけではないので、ただの気休めです。

ワタクシの作業は全体的にそんな感じです。

 
 


 
 

はい、一応の直角が出ました。

いいんですよ、適当で。

最終的にペンになればいいのです。

真似しないでね。

ちなみにこの材はバーズアイ・メイプルですが、肝心のバーズアイがほとんど見当たりません。

ま、ハズレです。

 
 


 
 

バンドソーで切り出します。

この程度、手ノコでサクっとやりゃいいんですが、買ったばかりのバンドソーをいちいち理由付けて使いたかったのですよ。

しかしバンドソーは電動工具の中でもかなり危険な道具です。

小さい子供がいる家庭なんかでは十分に注意してください。ウチもヒヤっとしたことがありますので・・・。

この時は4本同時進行だったので、写真に写る材はちょくちょく変わります。

これはココボロですね。

 
 


 
 

材を切り出したら、中心出しをします。

と、言っても、対角線をシュっと引くだけですけど。

ここも、おおよその中心が出ていればいいです。

見た目で大きく中心を逸れてさえいなければ、ペンは完成します。

 
 


 
 

マークしたセンターめがけて穴あけです。

簡易の垂直ジグを使用しています。

そこは個々で工夫して、垂直穴あけしてください。

ここでは材がパドックになってます。

 
 


 
 

穴があいたら、真鍮パイプを挿入します。

エポキシや瞬間接着剤で、一気に固定してください。

勝負が早いのはやはり瞬着ですね。

 
 


 
 

お次はコレ。

ペンミルという道具らしいです。

これは、パイプを挿入した材の上下の平面を出す道具です。

これだけは欠かせない道具ですね。

つまり、その上下の平面というのが、とても重要ということです。

 
 


 
 

使い方はこう。

パイプに差し込んで、グリグリと削ってやる。

材によっては、なかなか力のいる作業ですが、これをわざわざボール盤に取り付けてするほどの作業でも無い気がします。

というわけで手動でゴリゴリ。

 
 


 
 

はい、こんな感じに平面が出たらOKです。

4本分やると、さすがに握力が落ちますね。

 
 


 
 

ではいよいよ旋盤での作業に入ります。

これはペン専用のマンドレルで、必要不可欠なものですね。

いや、無けりゃ無いなりになんとかしちゃう人もおられますが、お金があるので買いました。

ふひひ。

 
 


 
 

マンドレルに専用のブッシングと材をセットした図。

ブッシングは、製作するペンのタイプに合わせてそれぞれ購入しましょう。

ブッシングが無いと、難易度は☆1つから☆5つに跳ね上がりますよ。

 
 


 
 

削ります。

旋盤作業は楽しいですよねー。

でもアクリル材はやや強情ですので、注意してください。

あと、回転機器を扱う場合は、必ず然るべき保護具を着用しましょう。

ちなみにこの材はウォルナットです。

 
 


 
 

それぞれのブッシングに合わせて削り出します。

材の中心の膨らみは、好みで付けてください。

ここらへんが唯一で最大の作業ポイントになっています。

また、製作するペンのタイプによっては、段差加工が必要なものもあります。

そこらへんは臨機応変に、失敗しながら覚えていってください。

 
 


 
 

形を削りだしたら、ペーパーがけです。

旋盤を回転させながらペーパーがけができるので、結構楽で楽しいです。

#400 → #800 → #1200と磨きました。

アクリル材なら耐水ペーパーで水研ぎしてもいいです。

その後にピカールとかで仕上げれば、うっとりするほどツルピカになりますよ。

 
 


 
 

と、ここで事件です、姉さん。

旋盤の駆動ベルトが破断しました。

いやぁ、多少違和感はあったんですよね。

めんどくさがらず点検すればよかった。

メーカーに注文したら、取り寄せに1週間かかると言われ、色々とへこんでます。

 
 


 
 

ま、1本はこうして研磨も終わっているのですから、仕上げていきましょう。

このペンはオイルフニッシュで仕上げます。

オイルを塗布し、15分くらいで拭き取ります。1時間ほど乾燥して、もう一度同じ作業を繰り返します。

そこからオイル塗布→湿研ぎしてもよかったのですが、木目が綺麗だったので、これはツルツルにしないことにしました。

さぼったわけではありませんよ。

 
 


 
 

乾燥すればこんな感じの、鈍い光沢になります。

これは先述の「段差加工」してるやつですね。

なかなかピッタリのサイズにならないんですよ、この段差が。

原因は、ブッシング通りに削ると削りすぎになるから。

もう体で覚えてください。

 
 


 
 

それでは組み立てです。

こういう専用のペンプレスみたいなのも売ってますが、無いなら無いでなんとかなります。

お金を使いたくてしょうがない人は購入してください。

 
 


 
 

完成例。

左から、ゼブラウッド/セラックフィニッシュ、ウォルナット/オイルフニッシュ、アクリル/ハイグロスポリッシュ(ピカール)です。

ちなみに、万年筆、ボールペン、シャープペンシルです。

ペン製作は勝負が早いというのが魅力です。ついつい数を作りたくなってしまいますね。

 

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