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アルコールニスの自作

(Dragon's Blood Red)


 

アルコールニスを作るということで、今回はこのドラゴンズブラッド(以下DB)という樹脂を使用します。

いかにもな名前で、ニスの作り方を検索しても、用でもないゲームの攻略データなんかがヒットしてしまう困ったちゃんです。

日本リノキシンで購入しました。今までは、シンガポール産の100gで¥8000もするやつしか無かったのですが、最近ボルネオ・スマトラ産の安価な未精製物が買えるようになりました。

未精製なら精製してやりゃあいいんですよ。

 
 


 
 

元々DBは古くは止血、最近ではお香としても知られ、ニスとしてはバイオリン用として、その歴史は随分と古いようです。

軽薄な名前からは想像もつきませんね。

古いバイオリンの赤茶けた色は、このDBが日光で退色した色らしいです。

今回はその赤茶けた色が欲しかったので、まあニスというよりはステインに近い間隔で作っていこうと思います。

 
 


 
 

未精製ということで、樹脂中にはゴミとか不純物が混ざっています。

アルコールに溶解する際、コイツも一緒に取り除いてやります。

というわけで、綿100%の布巾やガーゼみたいなものでDB樹脂を包みます。

化繊が混ざっていると、使用するアルコールによってはよろしくない感じになる場合もありますので、ここは綿100%をオススメします。

てるてるボウズよろしく、凧糸かなんかで縛ってください。

 
 


 
 

砕きます。

想像より固いですが、頑張れば砕けます。

乳鉢があるので、それですり潰してもいいのですが、今回は一般家庭に普通にありそうな物のみで作っていくと決めましたよ。感謝してください。

ホントはこんなのヌッチェと吸引瓶とアスピレーター使えば楽勝なんですよ。

一般家庭にヌッチェなんてないよね。

 
 


 
 

アルコールは、まあなんでもいい・・・こともないか、無難にエタノールにしましょう。メタノールが余って仕方がないのですが、ここはエタノールで。もちろん「無水」ですよ。消毒用はダメですよ。

チビッコが徘徊するので、薬品類は鍵付きのボックスに収納しています。

 
 


 
 

こういう感じで、瓶の底には付けない方が早く溶解します。

多分。

樹脂とアルコールの量ですが、今回は樹脂50gに、エタノール400mlとしました。

ステインっぽい使い方をする為で、ちゃんとしたニスとして使用するのならば、樹脂量は倍以上にした方がいいと思います。

濃度調整くらい自分でしてください。

 
 


 
 

浸けてすぐの状態。

これまた想像以上に「赤」です。

もっと茶色いのかと思っていましたが。

 
 


 
 

で、これが浸けてからだいたい48時間後の様子。

もうね、まさしく「血の赤」ですよ。

ちょっと興奮してしまいました。

浸けている間、気が向いたら内液を撹拌していました。

といっても、瓶持って振るだけですけど。

 
 


 
 

DB樹脂が十分に溶解しているかどうか、布巾の内容物を確認してみます。

布巾の上から触ってみて、固形物がほとんど無い感じになっていれば終了です。

固いのとネバネバ、2種類の不溶物が残ります。

それは廃棄しましょう。

 
 


 
 

ああ゛あぁぁあぁあぁ

とか、ついついやりますよね。

嫁には怪訝な顔をされただけでしたが。

 
 


 
 

じゃ、最終の濾過に移ります。

これも一般家庭にあるであろう、ただのコーヒーフィルターです。

漏斗と合わせて、無ければ¥100ショップで買って下さい。

 
 


 
 

濾過中。

 
 


 
 

まさしく血ですよ、コレ。

さっきも言いましたけど。

 
 


 
 

完成。

日光で退色するくらいだから、冷暗所で保存して、早めに使い切ったほうがいい感じですね。

よく「冷暗所って具体的に何度の場所?」とか聞かれますが、常識の範囲で考えればわかるだろうハゲ、という次第です。

なんでもマニュアルが無いとダメな人になってはいけませんよ。

冷暗所とは、まあ10〜15℃くらいで温度が安定している場所、でしょうね、多分。

では解散。

 


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