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 シールドケーブルを作ろう

 

 電気に強い、というか、電気について普通に知識のある人なら、わざわざこんな「シールドケーブル作ろう」なんてコーナー設けるなよ、と思うかもしれない。

しかし、ワタクシのように電気に対して形容のし難い苦手意識、言い変えればそれは「ある種の恐怖」とでも呼べる感情を抱く人間にとっては、ネット世界に散らばるシールド自作を紹介する各サイトはまさしく、パンドラの箱の最後に残った希望なのだ。

少し村上春樹テイストに書いたが、つまりはワタクシ、びびっているぞ、ということで。

作れるものは何でも作りたいが、そこに電気の要素が絡むと途端に逃げ腰になる。そこを克服しようと、今回はシールドケーブル自作に挑戦しようというのだ。

世間ではベルデンだ、モンスターケーブルだ、カナレだ、ジョージエルスだとわいわいやっているが、善し悪しもわからない。

そこで一番オーソドックスだと専らの評判である、ベルデンの8412が今回の獲物だ。

様々なサイトですこ〜しだけ勉強し、いよいよ材料の購入である。

写真のBELDEN 8412ケーブルを4m。

 
 
 
 

 プラグはシンプルにストレートのみ。

素人がいきなりL型に手を出すと、大怪我をすることになる・・・というのは嘘だが。

写真のプラグが1本¥180と安かったので購入。プラグと言えばスイッチクラフト社というのがギタリストの定跡になっているが、1本¥450~750くらいと値が張る。しかしこの写真のプラグ、口コミでは評判が非常によく、スイッチクラフト社の製品と遜色がないということで購入決定。見た目にもそこそこ高級感があって、¥180に見えないところも気に入った。

残念なのは、このプラグのL型がない、ということ。L型があれば、パッチケーブル用に買い込んだのになぁ・・・。

ちなみに材料を購入したのは、サウンドハウスというサイト。音響関係の機材やパーツがけっこう安い値段で買えるので、これからも利用すると思う。

 
 
 
 

 さあ、ではいよいよ作成していきますが、そこまで気張ってやるものでもないのだ。

ケーブルの皮を剥いて線をプラグにハンダ付けするだけなのだから、電気の知識とか全然いらないし。

注意点として、プラグのカバーを写真のように一番始めに通しておくこと。ハンダ付けした後に通そうと思っても、後の祭り。ハンダを外して1からやり直しだ。

楽勝楽勝。

 
 


 
 

 出たよコレ。なんで中の線が黒白2本あるんだよ。何と何の線だよ。黒が何で白が何だよ。行きと帰りか?馬鹿野郎。こんなの習ってないぞ。

とにかく調べた。「ベルデン8412、2本」とかで検索した。頑張って調べた結果、こいつはデフォルトで芯線(中の線をこう呼ぶらしい)が2芯(中の線が2本のことをこう呼ぶらしい)だということがわかった。

芯線が2芯だと、方向性を決めることができるらしい。・・・が、はっきりいって何を言っているのか皆目検討がつかない。方向性となにか?色々調べたが、どうやらこっちのプラグは「楽器側」、反対側のプラグは「アンプ側」と、専用に固定してしまうものらしい。

どっち刺してもどっち向きでも使える、という利便性を捨ててまで、プラグの方向を固定してしまうメリットはどれくらいあるのだろうか。

誰か教えて。

 
 


 
 

 こうなったらもう「どうしてそうなのか」を考えることができなくなる。

もうマニュアル通りの作業しかできない。

まずは楽器側に刺すプラグから作成。

とにかく第一層の皮を剥くと、写真のように編み編みになった金属層が出てくる。

こいつがシールドケーブルの「シールド」の部分らしい。

こいつはほぐしてねじって、1本の線みたいにする。

 
 
 
 

 左手フレミングの法則みたいになってる線の一番上が、ほぐしてねじった編み編み線。

あとは保護されてる芯線を2本、5mmくらいむきだしてる。

保護してる毛とか紙とかは容赦なく切り捨てていく。

 
 
 
 

 まずは白の線を剥いて、中身を露出。

なんとこれを、さっきネジネジした編み編み線とまたネジネジして、1本にしてしまうという。

もうそれでどうなるのか、想像すらできません。

 
 


 
 

 はい、言われたとおりにネジネジ。

黒い芯線と、ネジネジ合体線の2本になりました。

黒の線も剥いて、ここで予備ハンダをキメます。

予備ハンダ(呼びハンダが正解?)とは、線にあらかじめハンダをなじませておく作業。

 
 


 
 

 いよいよプラグにハンダ付け。

黒は短い方へ、ネジネジ合体線は長い方へハンダ付け。

これでいいのかどうかもわからないまま、作業は進んでいく。

もう考えることを放棄しています。

 
 


 
 

 さっさと閉めてしまいましょう。

おお、見た目は完璧なシールドケーブルじゃないか。

変に満足。

よし、次。

 
 


 
 

 次はアンプ側のプラグ。

アンプ側は編み編み線はいらないらしく、ぱっつりと切り取ってしまうらしい。

黒白2本を普通に剥いてやって・・・。

 
 


 
 

 同じように黒はプラグの短い方、白は長い方にハンダ付け。

このとき、切り取った編み編み線が他の部分に触れないように、というのがポイントだそうで。

念のため熱収縮チューブで保護してやるのも手だと思う。

どちらが楽器側でアンプ側かというのを間違わないよう、ワタクシはシールを貼り付けマーキング。

 
 


 
 

 さて、完成してみれば随分あっさりとしたもので・・・。

ちゃんと音も出たのだけれど、試しにアンプ側、楽器側を逆に刺してみたら・・・何も変わらない・・・と思うのはワタクシの耳が腐っているからでしょう、多分。

音自体はとても気持ちのいいもので、満足。

 

 


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